全国的な少雨により、水力発電所のダム枯渇や電力供給上の危機が伝えられはじめてから久しいが、日常の水の供給でも危機感が生まれてきている。大サンパウロ市圏最大の水がめで、同地域の70%に水を供給しているカンタレイラ水系の水位が、「警戒水位」とされる40%を割り込み、現在は39%まで落ちている。10月までは雨が期待できないので、さらに落ちることは容易に想像できる。2014年から15年にかけてマイナス水位になったときほどひどくなるかは定かではないが、現時点で「2022年の7月には20%まで落ちる」との予測も立っている。ただでさえコロナ禍が存在する上に、水のことまで心配しないとならないのは非常につらいところだが、今のうちから節電、節水を心がけたいところだ。
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18日、サンパウロ市では慢性病や障害を持つ16歳と17歳のコロナワクチンの接種日だった。だがアゴラ紙が報じたところによると、15時40分現在で、対象の4万8千人中、約3300人しか接種を受けていなかったという。その背景として、この年齢だと接種を受ける際に保護者またはそれにかわる成人の同伴が必要なことや、基礎疾患や障害を持っていることを証明する書類が必要であること、未接種の成人や2度目の接種を受ける人の列もできていたことなどがあったようだ。18日は2回目の接種を行う人の列の方が目立ったという。ファイザー製ワクチンしか使えないこともあり、青少年向けの接種予定日は見直される可能性もある。
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18日のサッカーのリベルタドーレス杯。フラメンゴはオリンピア(パラグアイ)を5―1で玉砕。2試合の合計スコアも9―2という圧倒的な大差で準決勝に進出した。また、アトレチコ・ミネイロも、過去3年間連続してベスト4だった強豪リーヴェル・プレイトに3―0で勝ち、2試合合計でも4―0の圧勝で準決勝に。4強のうち三つがブラジル勢となった。