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モジ中央日本人会=「両親の日」慰労会開催!=70人超集まり食事やビンゴ=久々の再会に笑顔いっぱい

イベントを行ったモジ中央日本人会の方々

イベントを行ったモジ中央日本人会の方々

 「コロナの影響が少し収まり久しぶりに会員が顔を合わせることができました。今日はめいっぱい楽しんでください!」――藤井ベント会長(65歳・二世)は、そう挨拶した。モジ中央日本人会(藤井ベント会長)は、8月1日正午からに「両親の日(DIA DOS PAIS)慰労会」をモジ文協会館で盛大に開催した。感染対策を徹底し、会員70人程が参加した。

 まず飲み物が入ったグラス片手に元気よく「乾杯!」。同会が用意した寿司や赤飯・煮物・天ぷらなど具だくさんの和食弁当と味噌汁、デザートなどが振る舞われ参加者は舌鼓を売った。
 ビンゴ大会を90分に渡って行うと、皆真剣な眼差しで自分の持つビンゴ用紙に番号が書かれてないか探した。
 続いてカラオケ界で有名な榊原真治さん(愛知県・99歳)が、森進一の「指輪」を熱唱。衰えぬ榊原さんの歌唱力に皆心を奪われ、大いに盛り上がった。
 イベント当日、榊原さんは99歳、八幡誠治さん(熊本県)は86歳を迎える誕生日だった。司会に呼ばれた二人は皆の前に立ち、参加者一同で誕生日の歌を熱唱。「おめでとー!」という祝福の言葉に二人は両手を上げ喜びの気持ちを表した。
 同日本人会の池田篤前会長は終わりの挨拶に、「今日は皆様お集まりいただきありがとうございました。大変な時代ですが、このイベントで少しでも楽しんでくれれば何よりうれしい。10月には灯篭流しと敬老会を計画しているので、またお会いしましょう!」と会を締めくくった。
 藤井会長は「ワクチン接種率が高まり、州政府の自粛が緩和されたので開催した。昨年コロナが始まってから、会員の皆さんから会費を貰うばかりで何もできなかった。高齢者は家族以外誰とも会えず、家の中で自粛して辛かったと思う。イベント参加者の皆さんの楽しそうな顔をみて本当に嬉しい。そしてこのイベント開催に動いてくれた青年部や婦人部に本当に感謝しています」と笑顔を浮かべた。
 カラオケを熱唱した榊原さんは「本当に楽しかった! コロナでずーーっと家にいたのでこの会で皆に会えて歌も歌えてよかった!」と満面の笑みを浮かべた。
 モジ在住の平野和則さん(清和友の会会長・75歳・愛媛県)は、「久しぶりに皆とあえて本当に楽しかった! コロナで仕方ない部分もあるが、こういう会をやらないと高齢者は可哀想。本当に開催されてよかった!」と感謝を噛み締めながら語った。