《ブラジル》北部と中西部の回復顕著=年後半は経済回復本格化か=中銀の地域報告書が指摘

中央銀行が26日に発表した地域報告書によると、第2四半期は北部と中西部の経済回復が顕著だったと26日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。同報告書は3カ月毎に出され、短期的に見た場合の各地域といくつかの州の経済状況がまとめられている。
中銀によると、第2四半期はパンデミック対策としての外出規制緩和に伴って人の動きが増えており、家庭消費やサービス、商業といった経済活動が継続して回復してきているという。他方、工業は、自動車製造業などの特定部門で部品不足などが起きており、生産後退が見られた。
北部はパンデミックの影響が最初に出たが、回復が見られたのも最も早い。同報告書によると、「新型コロナの感染者が減るにつれ、商業やサービス業の回復が顕著になっている」という。
また、鉱物や農産物といったコモディティが占める割合が高い事も回復を早めているという。同地域の経済活動指数は第2四半期に2・4%、アマゾナス州では6・3%の成長を示した。
中西部の経済活動の回復は、農業と農産物の輸出と関連した商業や建設業、いくつかのサービス部門が牽引している。同地域の主要農産物は優れた収益性を示しており、輸送や商取引、建設サービスといった部門の需要増も生んでいる。
中西部の経済活動は1・9%伸びており、第1四半期の0・3%の落ち込み分を回復した。第2期にはトウモロコシの生産減が見込まれているが、その分が数字に表れるのは第3四半期となる。
経済活動指数は、北東部でも0・5%伸びた。経済活動の業績向上は、正規雇用の増加と所得維持管理計画の復活、モビリティ進展の結果だ。
北東部では、商業と建設、金融関連のサービスが伸びたが、工業は、部品の不足やいくつかの部門での操業停止措置による低下を見た。中銀は、ワクチン接種の進展により、下半期はより明確な成長を記録すると見込んでいる。
ワクチン接種の進展に伴うモビリティの高まりは、南西部でも商業の売上増を招いた。また、情報処理部門を中心とするサービス業も成長しており、経済活動指数は0・7%伸びている。
ワクチン接種進展の効果は下半期の方が顕著となる見込みだが、南東部も、部品不足などの影響が大きく、均質な経済活動進展は難しそうだ。
南部は、それ以前の3四半期の成長が著しかったため、第2四半期の経済活動指数の伸びは0・2%に終わった。同期の活動は、建設業や商業、サービス業が牽引し、工業生産や穀物生産の落ち込み分を埋め合わせた。
中銀は、年の後半は、部品不足の改善と、パンデミックによって圧迫された部門の消費の回復が起き、経済活動もより活発化すると見ている。