東京パラリンピックは27日で4日目を終えたが、ブラジル勢はここまでで金6を含む17のメダルを獲得し、メダル・ランキングの6位につける活躍を見せている。27日付現地サイトが報じている。
27日終了時点で、ブラジルは金6、銀4、銅7の計17個のメダルを獲得。ランキングは金メダルの獲得個数で上位が決まるので、中国、イギリス、ロシア、オーストラリア、米国についで伯国は6位につけている。
金メダルを獲得したのは、25日に行われた水泳のS14級バタフライでのガブリエル・バンデイラを皮切りに、視覚障害者による男子陸上5千メートルでのイェルツィン・ジャケス、視覚障害者女子走り幅跳びのシルヴァニア・コスタ、男子水泳S11級50メートル自由形のウェンデル・ベラルミーノ、男子陸上T47級100メートル走のペトルーシオ・ペレイラ、F55級男子砲丸投げのワラセ・サントスの計6人となる。
このうち、バンデイラはS14級200メートル自由形でも銀メダルを獲得。ペトウーシアはリオ大会につぐ2大会連続での金メダルだ。ワラセは世界新記録も達成しての金だった。
過去3大会で合計して24個のメダルを獲得して「パラリンピック男」の異名までとる男子水泳のダニエル・ジアスもいる。彼は今大会にも出場。SS級100メートル、200メートル自由形でともに銅メダル、200メートル・メドレー・リレーでも銅メダルを獲得。自身の持つパラリンピックのメダル記録を三つ更新している。
メダルの大半が水泳と陸上競技によるもの。それ以外でも、馬術でロドリゴ・リスカラが銀、フェンシングでジョヴァーネ・ギッソーネが銀を獲得している。
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