ゴイアス州の対面イベントの公式テストとして、28日(土)20時から「盆踊りボックス2021」が、ゴイアス日伯文化協会(ANBG、原田ルイス会長)と在ブラジル日本国大使館(山田彰特命全権大使)、ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)によって共催される。
ゴイアス州で初めてのテストイベントで、約1千人が参加する。成功すれば同州での対面イベントに道が開かれる。会場への入場チケットの販売や一般開放はされず、招待客のみとなる。
オンラインと対面の両面で実施するハイブリッド型のイベントとなる。対面イベントをゴイアニア市で開催し、日本国大使館のユーチューブ上でイベントの様子を配信する予定。
「団結・希望・克服」をテーマに、日本移民や日系ブラジル人協会の設立などコロニアの団結を祝うショーも行われる。文協のコーディネートで伯国各地から数十の日系団体の協力を得て、ANBGのダンス、和太鼓の演奏、幽玄グループの歌手と共にショーも行われる。
山田大使も同祭の開会式挨拶で出席する予定。日本大使館から他多数のコンテンツを用意している。ライブ視聴者は日本の観光を紹介、文部科学省の奨学金(MEXT)情報、日本語に関するビデオなどが視聴できるという。
来場者は最大6人までの隔離ボックス内からイベントに参加するという厳重な感染予防対策を施し、イベント後の14日間はモニタリングを行って、ゴイアニア市役所やゴイアス州に報告書を提出して、対面イベント再開への評価を行うというもの。実験はゴイアス連邦大学との共同で行われる。
祭りの中継は在ブラジル日本国大使館のユーチューブチャンネルにライブ配信枠が開設されている(https://www.youtube.com/watch?v=XCoISAk5354)