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《サンパウロ市》市長自宅前に強盗=護衛が迎撃、容疑者1人を射殺

 1日、リカルド・ヌーネス・サンパウロ市市長の自宅前で強盗未遂事件が起き、護衛2人が銃で応戦した結果、強盗1人が死亡した。1、2日付現地紙、サイトが報じている。
 事件は1日の午前6時頃、サンパウロ市南部インテルラゴス地区にあるヌーネス市長の自宅前で起こった。
 このとき、ヌーネス市長の家の前には、男性1人、女性1人の私服警官が車を停めて護衛をしていた。そこにバイクに乗った2人組の強盗が近づき、相乗りしていた男が車外に出ていた女性警官に、「強盗だ」と宣言した。
 女性警官は速やかに車体の陰に回ると、強盗に発砲。バイクを運転していた男が急いで逃走したため、置いていかれた相棒は警官に発砲。女性警官と車中にいた男性警官が応戦して銃撃戦になった。
 被弾した男が反対方向に逃げたため、私服警官たちは男の後を追ったが、追跡を行った男性警官は、角を曲がったのちに強盗が倒れたのを見て、車に戻った。

 この結果、二人の警官の発砲を受けた強盗は死亡。バイクを運転していた強盗は逃走中だが、通報を受けて駆けつけた警察が近辺を捜査した結果、男が乗っていたバイクは市長の自宅近辺で見つかった。被弾した強盗の死は、通報を受けて急行した救急車の隊員が確認した。
 この模様の一部始終は監視カメラに収められ、全国的に報じられている。
 護衛2人はすぐに、犯行に使われたバイクのナンバーを警察に届けており、犯罪者は2人とも犯罪歴があることも判明した。
 警察は、女性警官の対応は法の範囲内との解釈を行っている。