ブラジル健康体操協会(川添敏江会長)は今年創立15周年を迎え、8月1日にオンライン総会を開催、バイーア州サルバドールやパラナ州ロンドリーナからも参加があった。コロナ禍で対面イベントが開催できなかったため、「健康体操15年のあゆみ写真集」と「健康体操61グループ写真」を編集し、同総会で会員に配信した。
当日は「健康体操と私」をテーマとしたメッセージコンクールも催し、合計255の応募があった。その中から20メッセージを厳選して発表となった。その中には、サンパウロ州サントアンドレ市在住で100歳の高原勝弘さんもおり、力強い自筆メッセージを本人が読み上げて参加者を驚かせた。
静岡県浜松市にある本部の全日本健康音楽研究会の豊田英二理事長や松本葉子指導部長、中平マリコさんなどからも、ブラジル健康体操との出会いから現在までを振り返りを激励するお祝いのメッセージが届いた。
同協会は、社会福祉への貢献も活動の一環として掲げており、今回の15周年を記念して会員からできる範囲での寄付金を募った。その資金で憩の園に1万700レアル、こどものそのに8600レを寄付した。さらに文協の移民史料館改修にも4千レを寄付した。
約1400人の会員を持つ同協会は、昨年12月よりSNSを通じてオンライン授業を行っており、計45グループ約500人が参加している。
川添会長は「健康体操は皆様に支えられ15周年を迎えました。自粛生活の中、日本情緒を仲立ちとした健康体操が中高齢者の身体的にも精神的にも大きな支えとなっています。オンラインに参加している生徒さんは、とても元気にこのパンデミックを乗り越えています。再会の日を楽しみに待ちながら、辛抱の先にも明るい希望を見出しています」と語っている。