8月17日、兵庫県ブラジル事務所の永田展之所長と、スミトモ・ラバー・ド・ブラジル社(住友ゴム工業株式会社のブラジル支社、本社兵庫県所在)、ハリマ・ド・ブラジル社(ハリマ化成グループ株式会社の子会社、本社東京都と大阪府所在)とシスメックス・ブラジル社(シスメックス株式会社のブラジル支社、本社兵庫県所在)が、パラナ州のカルロス・マッサ・ラチーニョ・ジュニオール知事を表敬訪問し、「兵庫県・パラナ州経済交流会」が行われた。
当日、スミトモ社はブラジル工場に10億6400万レアルを新たに投資する生産能力増強計画を発表。また、ハリマ社とシスメックス社はパラナ州での同社概要を説明した。
参加したスミトモ社やシスメックス社は兵庫県に本社があり、ハリマ化成社も創業地は兵庫県と3社とも同県にゆかりがあるグローバル企業だ。パラナ州への進出は、兵庫県とパラナ州の友好協力提携が大きな要因とされている。
知事は、「パラナ州は日系人により開かれ、日本企業の進出により繁栄してきた。更に兵庫県進出企業が、パラナ州の経済、雇用、地域発展への多大な貢献を行っている」と謝意を表した。
永田所長から州県交流の重要性を説明したところ、知事も「これからも良好な協力関係を続けていきたい」と応えた。
カルロス知事は、新しく8月1日に就任した斎藤元彦兵庫県知事宛の祝意を表した親書を送り、7月末に退任した井戸敏三前兵庫県知事宛には、長年の友好関係への感謝の手紙を送った。
この交流会には、ダルシー・ピアナ副知事や西森ルイス下院議員補佐の田丸ラウラ氏、パラナ州投資局のエドアルド・ベキン局長、グスタボ・セジャス新事業責任者、スミトモ社から脇谷宜典社長、栗田直樹総務部長と藤野加梨奈工務課長、ハリマ化成社から福塚圭二社長、河上哲徳元社長、シスメックス社から村上隼也経営企画マネージャーも参加した。