ブラジル漫画家協会(Abrademi、佐藤フランシスコ紀行会長)とブラジル三重県人文化援護協会(下川孝会長)は11日(土)に「O Culto ao Barroco Romântico no Japão(日本のゴスロリ文化)」、12日(日)に「A EDUCAÇÃO ATUAL NO JAPÃO(日本の教育の現状)」を午前9時から開催する。ポ語のみ。
11日に開催する日本のゴスロリ文化については佐藤クスチアーネさんが講師。佐藤さんはサンパウロ州立総合大学(USP)を卒業し「JAPOP – O Poder da Cultura Pop Japonesa」も出版している。同漫画家協会会長を長年務めた。
大学などで講演を行ってきたほか、2016年にはJICAの留学生事業で金沢大国立学(石川県所在)へ留学し、日本の美学とファッションを研究し、17年以降は同漫画家協会で日本の歴史コースも教えている。
「退廃的」「世俗性」の要素を持ち、ロマン主義全盛期の代名詞ともいえる華やかさが特徴な美術様式「ロココ」が、現代日本で再構築され、独自発展したのがゴスロリ文化だ。「ロリータファッション」や「メイド喫茶」などは日本への観光客にとって魅力のひとつだ。
その現象を解明するため歴史、マンガ、映画、ビジネスや夢などから紐解いていく。
12日の「日本の教育の現状」の講師は、国際交流基金サンパウロ文化センターで日本語教師を勤め、過去に群馬県太田市でバイリンガル教員の経験もある末永サンドラ輝美さん。
講演の聴講はどちらも無料。参加申込みはSymplaサイトの11日講演予約ページ(https://www.sympla.com.br/o-culto-ao-barroco-romantico-no-japao__1284198)から、12日の予約ページ(https://www.sympla.com.br/a-educacao-atual-no-japao-dia-1209__1335879)から申し込みが可能。
いずれもチケット予約システムサイトSymplaのSymplaストリーミング機能を介してのオンライン配信となる。