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《ブラジル》12日に初の反大統領保守派デモ=PTなどは不参加の意向

 12日、左派の主導ではなく、保守派の人たちによる初めてのボルソナロ大統領に対する抗議デモが行われる。7日の独立記念日の大統領支持派によるデモの直後のものだけに注目されているが、労働者党(PT)などは参加しない。10日付現地紙、サイトが報じている。
 12日に行われるボルソナロ大統領への抗議デモは、ブラジル自由運動(MBL)やヴェン・プラ・ルアといった保守派の政治団体が中心になって行われる。今年に入って行われている反大統領デモは左派政党や労働組合などが中心となって企画したもので、右派・保守派が主導のものははじめてだ。このデモに対しては、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事の民主社会党(PSDB)も支持の構えを見せている。

 このデモは「ボルソナロ、出て行け!」だけをスローガンとしており、一部左派からも民主労働党(PDT)やブラジル社会党(PSB)が参加する意向だ。PDTの大統領候補のシロ・ゴメス氏も9日に参加の意向を明らかにしている。
 だが、これまで反ボルソナロ・デモの中心だったPTや社会主義自由党(PSOL)、中央労組(CUT)などは参加しない。PTは2016年にMBLによって、ジウマ大統領罷免を呼びかけるデモを起こされている。