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東西南北

 サッカーのW杯南米予選のブラジル対ペルー戦が9日、ペルナンブッコ州レシフェで行われ、2―0で勝利したセレソンが、今予選8連勝を記録した。フラメンゴのゲームメーカーのエーヴェルトン・リベイロのチリ戦に続くゴールと、エースのネイマールの得点で、危なげない勝利だった。今予選は2〜3月のパンデミックの悪化による試合延期で、9月に続き、10月も3試合が組まれる過密日程となっている。10月の試合への招集選手は来週にも発表される。日程は10月7日がベネズエラ戦、10日がコロンビア戦、14日がウルグアイ戦となっている。セレソンは残り10試合だが、後続との勝ち点差を考えると、10月に3連勝すると、他に先駆けてのW杯進出に近づきそう。
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 全国のトラックストと高速道封鎖を指揮、逮捕逃れでメキシコまで逃亡したことで全国的に有名になったマルコス・アントニオ・ペレイラ・ゴメスことゼー・トロヴォン氏について、「サラ・ウィンター氏の二の舞になるのでは」との声がネット上であがっている。サラ氏は昨年の非民主主義デモの際、最も過激な闘士として注目されたが、最高裁に花火を発射して逮捕されてから、政治活動をやめてしまった。その理由として、大統領が彼女を助けようとしなかったことがあげられている。ゼー氏の未来は果たして。
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 サンパウロ市の保健所などでアストラゼネカ製ワクチンが不足している。50代前半から40代の人にとっては、12週間もの間、コロナ感染を気にしながら待たされ、やっと2回目の接種が打てると思っていた矢先にだった。接種対象者は接種予定日に受けられるかどうかも含め、ここ数日はサンパウロ市保健局からの情報に常に注意する必要がありそうだ。