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《ブラジル》保守派反大統領デモ=38%がPTとの共闘拒否=期待する候補もバラバラ

 12日のブラジル自由運動(MBL)主体による保守派による反ボルソナロ大統領デモに参加した人のうち、38%が労働者党(PT)とデモを行いたくないと考えていることがわかった。14日付現地サイトが報じている。
 これは、12日にサンパウロ市パウリスタ大通りでのデモに参加した人をサンパウロ総合大学(USP)の研究チームが調査した結果、わかったこと。
 それによると、この日のデモに参加した人のうち、「PTと組みたくない」が38%、「中央労組(CUT)と組みたくない」が33%、「セン・テットと組みたくない」が31%いることがわかった。

 その一方で、「反大統領連合の結成の必要性」を感じている人も85%存在し、参加者の複雑な胸中をうかがわせた。
 彼らが大統領選の一次投票で投票したい人も割れており、1位のシロ・ゴメス氏が16%、ルーラ氏が14%、セルジオ・モロ氏が11%、ジョアン・アモエド氏が8%、ジョアン・ドリア氏が7%だった。決選投票で「ルーラ氏に入れる」と答えた人は54%で、40%は「白票にする」と答えた。
 また、この日のデモに参加した人のうち69%が44歳以下で79%が高卒以上、67%が白人だったこともわかっている。