サンパウロ市中央部のルス駅構内に、混雑緩和のための連絡トンネルが建設されることになった。15日付現地紙が報じている。
このトンネル通路は14日に建設されることが発表され、同駅内で州都市運輸局のアレッシャンドレ・バウジ局長やCPTMのペドロ・モロ会長、事業の入札企業が集まり、調印式が行われた。
工事には5990万レアルが投入され、2022年の第1四半期に着工の予定だ。工事期間は4年間の予定で、3年間を建設、1年間をテスト運転にあてる予定だ。通路は125メートルで、1日あたり25万人の利用者を見込んでいる。
工事を担当するのはカスティーリョ・エンジェニャリア・エ・エンプレエンディメントス、エレーノ&フォンセッカ・コンストルテクニカ、VADエンジェニェリア・エ・エンプレエンディメントス、HHTECコメルシオ・エ・セルヴィッソスからなる共同事業体(コンソーシアム)だ。
ルス駅はかねてからCPTMの7号線と11号線の連結駅だったが、2011年に地下鉄4号線が完成し、同駅が東側の終点かつ地下鉄1号線との連結駅になったことで利用者が急増。構内通行の不便さが問題とされてきた。