ブラジル北海道文化福祉協会(大沼宣信会長)は8月15日に「第27回北海道祭り」を行い、北海道民食の「石狩鍋」と「たこ焼き」「シュークリーム」のセット470人前を販売し大盛況だった。
同協会は、コロナ禍の中でも積極的に郷土食を販売してきたが、今回はメニューを一つのセットに絞って販売した。
今回、同イベント実行委員を務めた中場マサルさんは、「最初は緊張と心配が大きかった。経験も無く『石狩鍋』も県人会で初めての試みなので。でもいざ始まると皆が率先して助けてくれて、本当に助かりました。目標の400食販売を大きく超えた成功は皆さんのおかげ」と胸をなでおろす。
今回の食品販売では初のセット販売が、初のドライブスルー方式で行われた。その点について聞くと「今回セットのみで販売したのは、ドライブスルーで対応できるようにする為。今まで複数の料理を販売し、人によって購入内容も違ったので、お客様が会館前でそれぞれの注文を待つ形になった。けどコロナ禍中にお客様がなるべく安心できるようにと考え、シンプルにセット販売を試みた」と語る。
大沼会長は「こういったイベントの企画でどんどん若手に経験をつんでほしい。そういう思いで頼んでいます。中場さんも皆を先導してくれました。ブラジル北海道文化福祉協会はこのコロナ禍でもより団結と経験を強固にしたいと思います」と頼もしそうにうなずいた。