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ぶらじる川柳230号発刊

230号表紙

230号表紙

 『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)230号が発刊された。「巻頭言」は青井万賀。『弾琴集』は到着順で25を掲載している。全66頁。
 平間輝美さんの「遠くの子コロナはどうかと日々電話」、笹谷聖子「逢えなくもスマホで愛を分かちあおう」などパンデミックの中でもふれあいを絶やさぬようとする様子を描く作品も見られた。
 課題吟『昭和』では昭和を懐かしむ歌が多く寄せられ、特に『懐メロ』など昭和の曲に懐かしさや心の拠り所を感じる句が目立った。子供時代に移住した準二世の視点による「準二世昭和語れぬここ(ブラジル)育ち」といった句も。
 川柳のほか随想や詩の作品も掲載。随想には敗戦国となった日本に勇気を与えた水泳選手について綴る「スポーツの持つ力」など他3作掲載。また、養生訓では医学博士の佐藤三蔵さんによる「夫婦は譲り合い、助け合い、信じあうこと」も掲載している。
 次号への作品募集は、青粒抄は三句、弾琴集は四句。課題吟には『素直』大塚弥生選、『結果』久保久子選を募集。随想、詩、コントなども引き続き募集中。締め切りは9月末日まで。