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《ブラジル》検察も地裁も大統領次男の犯行確信=ラシャジーニャ捜査で危機

 リオ州検察局とリオ州地裁が共に、ボルソナロ大統領次男でリオ市議のカルロス氏のラシャジーニャ(幽霊職員を使った給与のキックバック)疑惑に関し、「計画犯罪を指揮した強い形跡がある」との判断を下していることがわかった。24日付現地紙が報じている。
 リオ検察局は23日、カルロス氏のラシャジーニャ疑惑に関する捜査の結果をまとめ、「公金横領を行っていたとする十分な証拠がある」とし、リオ地裁に起訴を行った。

 検察局からの起訴状を受け取ったリオ州地裁のマルセロ・ルビオリ判事も、「集団犯罪を率いていた痕跡が感じられる」との見解を出した。
 ルビオリ判事はこれに合わせて、疑惑の職員11人の電話の通話情報を公開する命令を出した。
 この11人のうち7人は、ボルソナロ大統領の前妻アナ・クリスチーナ・ヴァレ氏の親類だ。

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