「自粛緩和でやっと青葉祭りが完全再開しました。これからも多くの人に楽しんでもらえるよう美味しい食事を提供していきたい」――青葉祭りの完全再開で調理を担当した宮城県人会の加藤セツコさんはそう語る。
毎月第1土曜日と第3土曜日に宮城県人会(上利エジガール会長)で行われている「青葉祭り」がこの18日から完全復活した。
昨年のコロナ禍中でも開催していたが、18日まではブラジル農協婦人部連合会(ADESC)のフェイラのみ出店していた。だが、先月サンパウロ州政府による大幅な自粛緩和が発表された為、コロナ禍前と同じ形式で完全再開となった。
当日は、同県人会3階屋上にイベント用テントや椅子を設置し、宮城名物牛タン定食や、唐揚げ定食、揚げ魚定食などが25レアルとリーズナブルな値段で提供され、青空の下でその場で食事をするなどして参加者は大いに盛り上がった。
また、同県人会地下1階ではADESCのフェイラのみならず、洋服店や健康食品店、古本市場、薬草販売、団子屋など様々な店が出店した。
加藤さんは、「皆が手伝ってくれて再開が実現できた。第1・第3土曜日はぜひ青葉祭りにきてください!」と語る。
同県人会の上利会長は、「今は牛タン定食だけだが、みんなで試行錯誤して他の宮城名物料理もだしていきたい。みなさんぜひお待ちしていますので、きてください!」と語った。
食事をしていた沖縄県人会の赤嶺昇さん(沖縄県・77歳)は、「コロナ禍もあって2年ぶりに参加したが楽しい! 食べた揚げ魚も値段が安くてボリュームがあって味も美味しく驚いた! また来たい!」と笑みを浮かべて語った。