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《ブラジル》工業界の信頼感指数が低下=それでも肯定評価の106

ICIが2カ月連続で低下と報じる28日付FGV公式サイトの記事の一部

 ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)が28日、工業界の信頼感指数(ICI)が前月に続いて0・6ポイント(P)低下し、106・4Pとなったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
 ICIは0~200で表され、100を超えると肯定的な評価をしているとみなされる。ICIは4~7月の4カ月間上昇した後に2カ月続いて低下しており、7~9月の3カ月間の平均は6~8月の平均を0・4P下回った。
 Ibreのエコノミスト、クラウジオ・ペルジゴン氏によると、工業界は2020年下半期には順調に回復していたが、今年はいくつかの障壁にぶつかっているという。
 現状および将来の状況に関する評価は、コスト高や失業率の高さ、経済的および制度的な不安定さによって変化するが、現在の干ばつや水危機はインフレ圧力を高めるだけでなく、今後数カ月間の生産拡大にも水をさす可能性がある。このような現状は、電力消費量が多い業界中心に年末に向けた見通しを悲観的なものにしているという。

 Ibreでは、9月の指数低下は今後数カ月間の見通しが悲観的になった事が最大の原因としている。現状に対する評価(ISA)は前月より0・2P低下し、2020年8月の98・7P以降で最低の109・2Pとなった。将来に対する評価(IE)は1P低下し、103・6Pとなった。この数字は、今年5月の99Pに次ぐ低いものだが、それでも100Pを超え、わずかに肯定的な評価を保っている。
 ISAの低下は、ビジネス環境への評価が2・7P低下し、103・1Pとなった事が大きい。この数字は昨年8月の99・1Pに次ぐ低さとなる。また、需要に関する指数も2・1P低下して107・6Pとなった。
 だが、在庫状況に関する評価は4・1P上昇し、116Pとなった。在庫に関する指数は今年3月の118・2Pに次ぐ良好な結果となっている。
 他方、IEの低下は、今後3カ月間の見通しが1・5P落ちて99・7Pとなったのが響いた。この数字は5月の93・1Pに次ぐ低さだ。今後6カ月間の見通しは1・2P低下し、102・7Pとなった。
 また、今後の雇用に関する指数は0・4P低下したが、設備の稼働率は0・5%P上昇し、80・2%となった。設備稼働率は2014年11月以来の高率となっている。

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