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《ブラジル》失業率が13・7%に低下=まだ1409万人が求職中

職を求めて列をなす人々(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 地理統計院(IBGE)が、全国家庭サンプル調査(Pnad)継続版として、5~7月の失業率は13・7%で前期より1%ポイント改善と発表したと9月30日、1日付現地紙、サイトが報じた。
 IBGEによると、5~7月の雇用者数は、正規、非正規を合わせて310万2千人増えた。12カ月間の累積では701万4千人で、IBGEのアナリストのアドリアナ・ベリングイ氏も「雇用者数の増加は顕著」としているが、コロナ禍で失職した人の必要を満たすには不十分だ。
 5~7月の雇用者総数はパンデミック前の2020年初頭の雇用者総数より510万9千人少ない。7月までの3カ月間の失業者は前期比で67万6千人(4・6%)減ったが、現在も求職中の人は1408万5千人いる。

 アドリアナ氏は、短期的には予防接種の進展で経済活動が回復し、雇用が回復するとの見方を示している。失業者は「求職活動を行っているが職に就けない人」をさし、「職探しを諦めた人」はこの数に入らない。
 また、調査期間中に求職し始める人が加わったり、職探しを止めたりする人が出る可能性があるので、雇用者数の増加イコール失業者数の減少ともいえない。
 ゴールデンサックス社のアルベルト・ラモス氏は、「労働市場から取り残されていると見られる人は540万人おり、その人達が求職を始めれば失業率が2桁という状況はしばらく続く」との見解を表明している。
 C6銀行のエコノミストのクラウジア・モレノ氏は、下半期の経済活動は昨年より加速化しており、雇用も改善するが、来年は国内総生産(GDP)成長率が減速化し、雇用情勢の改善も困難になると見ている。

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