労組間社会経済調査・統計所(Dieese)が6日、ブラジルの食卓に不可欠な米やフェイジョン豆、大豆油などを組み合わせた基礎食料品セットが、調査対象の17州都中11州都で値上がりしたと発表したと6、7日付現地サイトが報じた。
9月の値上がり幅最大はブラジリアの3・88%で、カンポ・グランデ3・53%、サンパウロ3・53%、ベロ・オリゾンテ3・49%と続く。
昨年同月比でもブラジリアの38・56%が最大で、カンポ・グランデ28%、ポルト・アレグレ21・2%、サンパウロ19・54%と続く。
セット価格が最も高いのはサンパウロの673・45レアル。以下、ポルト・アレグレ672・39レアル、フロリアノポリス662・85レアルと続く。
安かったのはアラカジュの454・03レアル、2・91%値下がりしたジョアン・ペッソアの476・63レアル、サルバドールの478・86レアルなどだ。ナタルでも2・9%値下がりし、493・29レアルとなった。
値上がりが顕著だった砂糖は、ベロ・オリゾンテ11・96%、ヴィトリア11%、ブラジリア9・58%、ゴイアニア9・15%など、17州都全てで値上がりした。砂糖の値上がりは干ばつによるサトウキビの収量低下が最大の原因だ。
カフェもゴイアニア15・69%、カンポ・グランデ14・79%、ブラジリア10・03%など、17州都中16州都で値上がりした。カフェはドル高による輸出増と7月の霜害が響いた。
大豆油も15州都で値上がりしたが、値上がり幅はカンポ・グランデの3・4%が最高だった。大豆油の値上がりは、米国の収量が落ち、輸出が増えた事が主要因だ。