ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は「文協コンサート(Concertos Bunkyo 2021)」開催を発表した。第1回目を14日午後7時から文協ユーチューブ(https://www.youtube.com/c/BunkyoDigital)で公開する。
「クラシック音楽を通じてブラジルと日本のつながりを確立する」をテーマとした同シリーズは作品、作曲家、演奏家、楽器を通して文化をつなぐことを目指す。
同シリーズでは国内外の第一線で活躍する音楽家を集め、録音・編集して動画による講演を行うもの。実行を担う原沢カルロス音楽委員長は「このような特徴を持つコンサートは、国内では他に類を見ない取り組みです」と説明している。
原沢音楽委員長はサンパウロ州交響楽団財団(Fundação Osesp)の理事を務めており、同団体はコンサートや声楽、楽器を通した文化や教育、社会支援の奨励や支援、開発、促進を目的とした非営利団体だ。
14日の第一回講演ではフルートと尺八奏者のシェン・リベイロさんとハープ奏者ソレダッド・ヤヤさんが日本の伝統的な楽曲を演奏する。
第2回目を11月18日に予定。バイオリニストのウェリントン・レボウサスさんとピアニストに田代倫子リチャルジさんが出演する。
第3回は12月に開催を予定。バリトン歌手のチャールズ・ミヤサキさん、ピアニストのシン・エー・リーさんが山下達郎の「クリスマス・イブ」等の12月の季節に合わせた楽曲を披露する。
同シリーズはサンスイ、カナフレックス、宮坂国人財団の協賛と在サンパウロ総領事館の後援で開催される。