日伯アートユニット(UNIT Japan-Brazil Art)はコロナ禍で打撃を受けた社会的支援が必要な人々のために、国内の慈善団体9団体へ食糧品や衣類、玩具などを寄付するキャンペーンを開始し、10日まで募っている。
コーディネーターのサラ・ユカリ・サントス・ウエマさんは「金額はいくらでもかまいません。9団体のいずれかに寄付されます」と説明する。
12日に「ユニットデイ(Unit day)」として国内の協力団体と共に支援活動を実施。聖市や聖州北部バレトス市、ブラジリア、南大河州ポルトアレグレ市、アマゾナス州マナウス市、バイア州サルバドール市の協力団体が現地慈善団体に必要な支援物資を寄付する。
ポルトアレグレ市のグループ和会(Grupo Wakai)が家庭内暴力被害者女性の保護や社会支援を行う「Ocupação Mulheres Mirabal」にパーソナルケア製品を寄付する。また、同地では援協本部の清掃活動も予定している。
マナウスでは、西部アマゾン日伯協会支援のもと、貧困家庭の子供のためにおもちゃを集めている。サルバドール市ではサルバドール日伯文化協会(ANISA)がホームレスへのマルミッタ(弁当)配布を行う。
聖州では飛竜太鼓と生長の家バレトス支部の2団体が協力して、聖市とバレトス市内にある慈善施設へ食糧品を購入するための資金を募る。支援先は貧困高齢者保護施設の『Casa Luz do Caminho』や『Vila dos Pobres』、心身障害者を支援する『Casa Transitória André Luiz』の3施設。
ブラジリアでは光太鼓や祭太鼓が『プロジェクト・つばめ(Projeto Andorinhas)』として食糧品、書籍、献血の協力を募る。
様々な慈善団体への支援キャンペーンは昨年にも開催された。昨年はこどものその、あけぼのホーム、希望の家、憩の園、貧困層の子供や青少年を支援する「Casa do Pequeno Cidadão」への支援を実施した。
当初は太鼓に縁がある若者達がキャンペーン実施のために集まっていたため、現在の『日伯芸術ユニット』ではなく『太鼓ユニット』としてキャンペーンを実施した。
より多くの若者や、多様な日本芸術に関するコミュニティが集まり、団結できるよう期待を込めて改名した。キャンペーンへの募金は、同団体が公開しているネット銀行『Inter』口座(Banco Digital Inter 077Agência: 0001 C/C: 27061922)もしくはPIX(unit.jba@gmail.com)で。
問合わせは(メール=unit.jba@gmail.com、ワッツアップ[ヨハン・アサイさん]15・99675・9850)まで。