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サンパウロ市メトロ=切符販売を段階的に閉鎖=アプリや周辺店で購入を

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 サンパウロ州政府は年末までに全ての地下鉄および鉄道駅にある切符販売所を閉鎖する事を4日に発表し、8日から段階的な閉鎖を始めた。
 パウリスタ都電公社(CPTM)の地下鉄ベレン駅とグランジャ・ジュリエッタ駅では15日から完全に閉鎖した。
 2022年以降は切符購入専用アプリやワッツアップなどの携帯アプリかセルフ販売機でのみとなるが、一部の需要の高い駅では対面販売が維持される可能性もある。なお、ビリェッテ・ウニコやBOMカードは今後も使用できる。
 切符販売の変更後30日間は、改札口付近に係員を置いて変更の説明を強化する。SNSやSMS、購入のためのデジタルプラットフォームからの案内なども行っていくという。
 切符は今後、各駅周辺の合計2千店の契約店でも購入ができるようになる。2022年末までに6千店で販売される見込み。州政府サイトで加盟店舗が確認できる(https://www.boradetop.com.br/pontos-de-venda/)。加盟店はバンカや飲食店など多様だ。
 州政府は、「対面式切符販売を閉鎖すれば1億レアルの節約になる見込み」としている。一方でサンパウロ地下鉄労働組合からは「利用者へ悪影響を与え、外部委託会社に多くの失業者を生む」と批判している。
 労働組合の批判によると「新たなモデルでは利用者の切符に問題があった場合に駅員や警備員の仕事に影響を与える可能性がある」と指摘する。
 切符の購入方法の詳細や案内は切符購入専門アプリTOPサイト(https://www.boradetop.com.br/)からも確認できる。