ブラジル南東部ミナス州ベロ・オリゾンテ市で4日未明、武装した2人組がディーゼル油とガソリンを積み込み終えたタンク車を強奪し、燃料を盗んだ後に車両を放置するという事件が起きたと同日付G1サイトなどが報じた。
事件が起きたのは、同市西部カマルゴス区を通るアマゾナス大通りだ。被害者は41歳の男性で、ディーゼル油1万2千リットルとガソリン1万1千リットルを積み込んだ直後に武装した2人組に囲まれ、タンク車を奪われた。
被害者からの通報を受けた警察が車両と容疑者を捜したところ、数時間後に、ベロ・オリゾンテ市近郊のベチン市を通る国道381号線でタンク車が見つかった。だが、タンクの中は空っぽで、計2万3千リットルの燃料は影も形もなかったという。
タンク車はレッカー車でベチン市の警察署に運ばれたが、午後4時現在も容疑者は特定できておらず、警察が捜査を続けている。