5日朝、リオ―ニテロイ橋のリオ方面行き車線で、トラック2台、乗用車4台、ピックアップトラック1台の玉突き事故が発生し、2人が負傷。ラッシュ時の交通に大混乱が生じたと同日付現地サイトが報じた。
事故が起きたのは午前6時半頃で、植物を運んでいたトラックにミネラルウオーターを満載したトラックが追突。最終的に7台を巻き込む玉突き事故となった。
この事故で水を運んでいたトラックの運転席は大破、運転手と助手が重傷を負った。運転手は7時頃救出されたが、助手が救出されたのは7時40分頃で、8時5分に現場を発ったヘリコプターで病院に運ばれた。助手は胸部に負傷しており、観察下に置かれている。
同橋は救出作業などで一時的に全面通行禁止となった。7時半頃に4車線中1車線が開放されたが、通常は13分間で渡れるのに1時間半を要した。事故がラッシュ時に重なった事もあり、ニテロイ市内から同橋にアクセスするための大通りでは8時現在で6キロの渋滞発生など、周辺でも大混乱が生じた。
また、同橋を渡るのに要する時間は車線開放から2時間後の9時半現在も1時間と、混乱が続いたため、多くの人は同橋を使う事を諦め、増便された連絡船を利用した。この日の連絡船利用者は通常より90%以上多くなったという。
同橋では平日の午前4~10時はトラックの通行が禁止されており、事故車両は2台とも規制を破っていた事になる。連邦道路警察によると、この時間帯に同橋を渡るトラックの有無は監視カメラによってチェックされているが、時間外の利用で違反に問われるトラックは年間で延べ約1千台に及ぶという。