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特集=受賞者の喜びのコメント続々=「今まで以上に頑張る!」と意気込む

豊田豊氏の絵画の抽選会で当たった京野さん(右)

 10月30日に行われたプレミオ・パウリスタの受賞者のうちから、10人の喜びのコメントを年齢順に紹介する。
 スポーツ賞健康体操部門で受賞した高原勝弘さん(京都府)は、102歳になる今も元気に体操を続けている。
 「今回の受賞は思ってもなかったので驚きました! この賞は、川添会長夫妻と健康体操の仲間のおかげです。これからも体操を続けて元気に生きていきます」と感謝の気持ちを語った。
 健康の秘訣を聞くと、「健康体操をやって体を動かし、頭を使うこと。タバコと酒と喧嘩はせずに、のんびり過ごすことですね」と笑顔で述べた。
 1982年からラジオ体操を始めて同体操部門で受賞した浜田満栄(みちえ、93歳)さんは、「ラジオ体操があるおかげで、今でもこうして元気に不自由なく生活しています。今回の受賞を糧にこれからも皆さんの健康の為にラジオ体操を普及していきたい」と満面の笑みで語った。
 美術部門で受賞した豊田豊さん(90歳、山形県)は、「本当に嬉しい! この受賞までの道のりを後輩に話したい。また、これから後輩が受賞できるようこれからも芸術を教えていきたい。90歳になる今も個展の予定がありますし、審査員も務めています。まだまだ若い人には負けないよう精力的に頑張ります!」と意気揚々と語った。
 聖州バストス市出身、元ブラジル陸軍予備役大佐で「靖国・ド・ブラジル」の設立にも貢献した京野吉男(86歳、二世)は、「このたびの受賞は大変名誉なこと。思えばこれまでの人生、日系人と日系社会の為に尽力してきた。ブラジルにとって大変重要な日系社会をこれからも守るため、大和魂を保って努めていきたい」と力強く語った。
 日系名誉賞を受賞したアラサツーバの白石一資さんは、(かぞし、86歳、二世)は、「本当に嬉しく名誉なこと。何よりもこの受賞を推薦してくれた友人に感謝。これまでの人生、日本語を残すこと、日本文化を残すことを考えてきた。今回の賞を受けて、これからも日系社会の為に貢献していきたい」と語っている。
 日本舞踊部門で受賞した藤間芳誠さん(ヨシセイ)(85歳)は、「藤間流舞踊を始めてここまで50数年、良い師匠と門下生の方のおかげで受賞することができ感謝しています。芸事の世界は厳しく大変なことも多かったけれど、これからもこの伝統ある舞踊を伝えることに力を注ぎたいです」と語る。
 沖縄県人会の記念誌や沖縄移民史の同人誌『群星』を刊行し、歴史研究の分野で受賞した宮城あきらさん(83歳、沖縄県)は、「伝統あるこの賞を受賞できて本当に嬉しく、身に余る光栄です。これも沖縄県人会や『群星』編纂に携わった先輩や仲間のおかげ。今後もブラジルに沖縄の精神や文化を伝え継承していく活動をしていきたい」と胸中を語った。
 茶道及びブラジル日本文化福祉協会の活動で受賞した林宗円(本名・林まどか)さん(72歳、福岡県)は、「このたびの受賞を本当に嬉しく思います。この賞を糧に、これからも茶道や文協を通じて日本文化をブラジルに伝えていきたい。また、伝える上でその文化の大切な根幹の部分は変えず、正しく伝えていきたいです」と真剣な眼差しで語った。
 卓球部門で受賞し、東京五輪ブラジル代表としても出場したヤマダ・ジェシカ(31歳)さんは、「五輪出場も今回の受賞も皆さんのおかげ。感謝と共にこれから少しでも人の為に役立つよう努めたいです。みなさん本当にありがとうございます!」と笑顔で述べた。
 若干12歳にしてブラジル珠算で唯一珠算検定の最高段位である十段を取得した岡田龍樹(二世)くんは、「本当に嬉しい! 今まで頑張ってよかったです! これから、もっと練習して今よりも上手くなって日本でも活躍したいです!」と笑顔で語った。

スポーツ賞

日系名誉賞

特別賞

感謝賞

文化賞