在ブラジル愛棋家有志による山田彰大使送別会が10月28日、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで行われた。
山田大使は日本のNPO団体「世界に将棋を広める会」の理事を務める愛棋家。かつての赴任国でも将棋の普及活動を行い、当地で
も普及活動を行ってきた。11月23日をもって帰任する。
送別会にはブラジル将棋連盟の吉田国夫会長、ジェームス・マン・デ・トレド副会長夫妻、ブラジル人将棋団体「Recanto do Shogi」のダニーロ・エンボアーバ代表、ニッケイ新聞の高木ラウル社長、IKESAKIグループの池崎博文代表らが出席。参加者はそれぞれ山田大使へ送別の言葉を贈り、記念品としてリオのコルコバードのキリスト像を彫り込んだ将棋盤を贈呈した。
山田大使は「将棋を通じて多くの方と絆を育むことができた。帰国後もブラジルの普及活動に協力したい」と感謝を述べ、ブラジル将棋連盟へ解説用大盤セットなどの普及道具を寄贈した。
ブラジル将棋連盟の吉田会長は「山田大使から頂いた感謝の言葉と普及道具を活かして、今後も普及活動に励んでいきたい」と述べた。
ブラジル将棋連盟はこれに合わせて、高木社長、長年ブラジル将棋連盟の活動に協力してきた池崎氏に感謝の印として山田大使に贈ったものと同様の将棋盤を贈呈した。