9〜10日のサンパウロ市市議会での社会保障改革法案審議は、市議会の外で現役やOBの公務員による抗議運動が起こり、注目を浴びたが、市議会の中でも激しいドラマがあった。それは政党「ノーヴォ」のジャナイーナ・リマ市議とクリス・モンテイロ市議が、女子トイレで喧嘩を行ったことだ。これは、報告官をつとめていたジャナイーナ氏がクリス氏に対し、答弁で話す持ち時間を自分にくれないかと迫り、クリス氏が抵抗を示したために起こったという。二人は最初、議会の隅で話していたが、その後、口論となり、トイレでもみ合いの喧嘩となった。廊下で口論する姿は監視カメラにも録画されており、クリス氏があざや血痕を公表する騒ぎとなった。これを受け、「ケガをしたのは私も」とジャナイーナ氏も写真を公開したが、ノーヴォは11日、事実関係が明らかになるまで、双方に市議としての活動を差し止める決断を下している。
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ここに来て強い寒波が襲ってきているサンパウロ州。予報だと最低気温が14度まで下がる日が続く見込みだが、その間の数日間は、強い乾気のため、雨は降らないとか。その一方で、南東部のエスピリトサント州やミナス・ジェライス州、サンパウロ州の内陸部などでは80〜120ミリの強い雨が見込まれるという。このいびつな気圧配置こそが、かねてから予想されていたラニーニャ現象をあらわすものなのか。少しでも雨が欲しいタイミングで、手痛いブレーキになりそうだ。
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15日の月曜日は共和国記念日で国の休日となり、連休となる。例年なら、20日も「黒人の意識高揚の日」でサンパウロ市は休みになるはずなのだが、今年もパンデミックの影響でこの日を前倒しにし、3月に「フェリアドン」を作ったため、昨年に引き続き、この日は休みにならない。土曜日なので、あまり気にならない人が多いだろうが。