「18歳以上で2度目の接種から5カ月以上経ったら新型コロナの補強接種を認める」という保健省の新基準に沿い、サンパウロ市市役所が17日に、18~19日の接種対象者を発表した。
それによると、18日は4月27日までに2度目の接種を終えた人、19日は6月17日までに2度目の接種を終えた人となっている。補強接種にはファイザー社製のワクチンが使われ、約80万人が対象となる。
同市保健局長のエジソン・アパレシド氏は、補強接種の対象拡大で新型コロナのワクチン接種の進展が加速化されれば、安全性がより高まると評価している。同氏によると、サンパウロ市で補強接種を受けた人はこの週末で100万人を超えたという。
同市では18歳以上と12~17歳の二つの年齢層での初回、2度目の接種と並行し、補強接種も行っている。16日までの補強接種は、60歳以上の人と免疫力の低い人、医療関係者と教育関係者、市警備隊員、葬儀関連の仕事への従事者、区役所の監視員に限られていた。
16日までの同市でのワクチン接種回数は2086万8925回で、初回接種(D1)が1055万4948回、2度目の接種(D2)が896万984回、ヤンセン社製ワクチン(DU)が32万7972回、補強接種(DA)が102万5021回となっている。
18歳以上の成人での人口比は、D1+DUが108・3%、D2+DUが98・1%となっている。
また、16日現在の12~17歳への初回接種回数は88万4337回で同年齢層の人口の104・8%に達した。2度目の接種回数も23万540回となっている。