週末の20日はサンパウロ市などでは祝日扱いではなかったが、本来は「黒人の意識高揚の日」で、個別にイベントなども行われていた。だが、その翌日、大女優でボルソナロ政権の文化局長もつとめたレジーナ・デュアルテがネット上で、「いつになったら白人の日や黄色人の日が持てるの。いつまで私たちは前の世紀の罪を背負い続けていればいいのかしら」と発言し、炎上した。ブラジルの人口の過半数は黒人やその混血の褐色(パルド)なのに、貧困層の大半を占めているのは黒人であり、殺害の被害に最も遭っているのも黒人だ。こうしたデータは連邦政府に籍を置いていた頃に聞いていたはずだが。いずれにせよ、これでは女優業に戻っても、芸能界での活動は容易ではなさそうだ。
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ショッピング・センターにはサンタクロースが現れ、子供たちと記念撮影を行う光景が見られはじめている。思えば昨年は、まだコロナワクチンの接種も行われておらず、サンタも小さな個室で限られた範囲での接触しか出来なかった。そう考えると、昨年に比べて状況がかなり良くなったことはたしかだ。あとは、サンタ役に対してワクチン接種を完了しているかを確実に確認することや、未接種の子供たちが密を作らないよう心がけることにかかっている。
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21日のサッカーの全国選手権。コリンチャンスはイタケロンでサントスを2―0で降した。この結果、この前日の試合で敗れたブラガンチーノに代わって4位に浮上。予選なしでリベルタドーレス杯に進出できるG4入りした。まだ残り4試合で、5位フォルタレーザ、6位ブラガンチーノとの勝ち点差は1。緊迫した展開は続きそうだ。