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山田大使が保健大臣と懇談=「日本は力強く協力する」

対談後の記念撮影

対談後の記念撮影

 山田彰前駐ブラジル日本国特命全権大使が12日、ケイローガ保健大臣を往訪し、新型コロナ感染症対策にかかる日・ブラジルにおける課題や保健分野における両国間の協力について意見交換を行った。
 意見交換冒頭では、山田大使がケイローガ大臣含めブラジルにおける新型コロナウィルスとの闘いに日々従事する人への敬意を表した。
 これに対して保健大臣は、保健分野における日本による協力に対する謝意が述べられた。
 これまで日本政府は、ブラジルにおける新型コロナ感染症対策支援として、地方政府等へ物資の寄付や日伯両国の専門家会議の開催、下院特別委員会での日本の取組紹介、アサミ・ケイゾー熱帯免疫病理学研究所(Laboratório de Imunopatologia Keizo Asami(LIKA)、オズワルドクルス財団(Fundação Oswaldo Cruz)の新型コロナ感染症対策機能の強化に係る技術協力等、多岐に渡る支援を行った。
 現在、無償資金協力として約467万ドルの資金支援で、ブラジル国内の様々な医療機関に2022年3月までに13台のCTスキャナーが供与されるプロジェクトが進行中だ。
 同プロジェクトに対してケイローガ保健大臣は、「この機材の供与は、ブラジルの保健診療を近代化

対談の様子

対談の様子

させるもので、大変感謝しています」と述べた。
 この対談に同席したソラ・ブラジル外務省ABC緊急援助部長とバレンズエラUNOPSブラジル代表は、引き続き日本政府と協働していきたいとの意向表明した。
 山田大使は、「日本はブラジルの保健システムの強化においてブラジルと力強く協力していきたい」と述べ会を締めくくった。なお同大使は23日付けで帰朝する。