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JICAセミナー=「在日南米日系人の老後」=松本アルベルトさんが講演

講師の松本アルベルトさん(JICAサイトより)

講師の松本アルベルトさん(JICAサイトより)

 独立行政法人国際協力機構(JICA)は日本時間11月26日(金)に、連続シリーズ「多文化共生・日本社会を考える」の第4回「〝在日ラティーノ〟は終活をするのか?―在日南米日系人の老後と諸課題―」の講演会をオンライン会議アプリZOOMで開催する予定だ。参加費は無料。
 人生の最期に向けて準備をするいわば「終わりのための活動」の略である「終活(しゅうかつ)」という言葉はよく聞かれる。だが在日南米人は、派遣切りや文化の違いなどで厳しい状況に置かれ、終活どころではない現実がある。
 65歳以上が総人口の約3割を占める高齢社会日本。そこで在日南米人たちは、どのような老後を迎えるのか。このような難しい課題について、講師の松本アルベルトさんが実態を講演する。
 同セミナーシリーズは国内の日系社会の現状や課題、日系人の日本社会への貢献、共栄共存、日本のあるべき姿などを題材にJICA内外の関係者に情報発信・共有を行い今度の課題解決資することを目的としたセミナー。
 講師の松本さんは、アルゼンチン日系二世。1990年に国費留学として訪日し、横浜国大で法律の修士号取得。97年に渉外法務翻訳を専門にする会社である合資会社イデア・ネットワークを設立。横浜や東京地裁・家裁の元法廷通訳員、NHKの放送通訳でもある。
 JICA日系研修員のオリエンテーション講師、静岡県立大学や獨協大学で教鞭をとる。2017年10月にはJICA理事長より知日家の育成への貢献を評価され「国際協力感謝背賞」を受賞した。
 同セミナーには事前登録が必要。視聴希望者は開催日の前日25日までに登録フォーム(https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_GiLGpmBYTXObNP39GtpwPQ)から登録すること。詳細はJICAサイト内の同セミナー紹介ページ(https://www.jica.go.jp/event/20211126_01.html)まで。