ブラジル・バー・レストラン協会(Abrasel)主催、ブラジル日本ガストロノミー(美食)協会(ABGJ)共催で10月25日、「第1回日本食フォーラム」を聖市モエマ区のビュッフェ・コロニアル(Buffet Colonial)で開催した。
Abraselは全伯約5570の自治体に存在し、ブラジル外食産業を発展させ住みやすいブラジルにするよう貢献することを使命に活動している団体。
ABGJは、中岡フラビオ前会長が17年から務めていたが休眠状態だったことから、本年5月に同氏から引き継いだ若手飲食店経営者4人で再スタートした協会。
同イベントは、ブラジルで展開する飲食店の責任者や在サンパウロ日本国総領事館の桑名良輔総領事、JETRO原宏所長、ブラジル日本商工会議所の村田俊典会頭、飯星ワルテル元下議、林ロドリゴ・ゴラール聖市議とその父など約200人を招待した。
その場で、AbraselとABGJが、ブラジルにおける日本食普及を強めるためのパートナーシップを締結した。
ABGJの白石マルセロ会長は、「Abraselと正式に提携できて本当に嬉しい。近年ブラジルでの日本食需要が高まっているが、その普及と質の向上に尽力したい。そしてブラジル飲食界がより一層盛り上がるように尽力したい」と述べた。
その他、フォーラムではAbraselの野中パウロ氏が同協会について講演したことや、「レストラン・リョウ」のヤマシタ・エジソンシェフやブルーツリー・プレミアム・パウリスタCEOの青木智恵子氏、「タタ寿司」のヒラタ・ルイス氏などがレストランやそれにまつわるサービスについてなどを講演した。
またマグロの解体ショーとその場でのオークション販売なども盛大に行われ、会場が盛り上がって終了した。