ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州南部のペロタス連邦大学で4日、学校生活評価プログラム(PAVE)の試験の注意書きの中に、「ボルソナロ出て行け」という文をばらばらにした肉太文字がはめ込まれるという事件が起きた。
6日付G1サイトなどによると、「試験中は監視官に質問しない事」などの注意書きの中にはめ込まれた、F、O、R、Aなどの肉太の文字をつなげると「ボルソナロ出て行け」という文になるように細工をした人物は既に特定されている。大学側は調査開始のための手続きも行ったが、試験そのものへの影響はなかったという。
PAVEはペロタス連邦大学学部課程への代替選択方式で、高校全体の学校生活を評価するために、3段階に分けて行われる。
大学側は5日、「文面の作成者は特定されており、試験の完全性を損なおうという意思はなかった。事実関係と責任の所在を明らかにするための手続きは既に始まっている」「同校は大学および地域のコミュニティに対する、全てのプロセスにおける透明性、完全性、規則性という約束を改めて表明する」という内容の声明を出している。