【既報関連】インフルエンザの患者急増で予防接種キャンペーンを展開中のリオ市が、保健省からのワクチンが届かず、キャンペーンの中止を余儀なくされている。
ワクチン不足でキャンペーンが中断されたのは3日の事だが、ワクチンが一向に届かないため、リオ市保健局がサンパウロ市のブタンタン研究所に直談判した結果、同研究所が8日、40万回分のワクチンを寄贈する事を決めた。
リオ市では5日の時点で2万1千人の感染が確認されており、市主導の予防接種キャンペーンと並行して、州政府による軽症者対応用のテント設置などの対策もとられている。
テントの設置は、他の病気で救急診療所(UPA)を訪れる人が感染するのを防ぐのと対応の迅速化を図るためで、UPAや病院の敷地内に設置されたテントで診察を受けた市民からは好評を博している。