ゴイアス州北西部のアラス市で8日、銀行の自動預け払い機(ATM)を爆破して現金を奪う計画を立てていた強盗団を軍警が摘発し、銃撃戦の結果、容疑者8人が全員死亡と同日付G1サイトなどが報じた。
強盗団と軍警の銃撃戦が起きたのはアラス市にあるパーティーやイベント用の貸出農園で、軍警は火器10丁と銃弾、爆薬、通信用ラジオ、携帯電話なども押収した。
銃撃戦で被弾した容疑者は病院に運ばれたが、誰も助からなかったという。通報を受けた法医学研究所職員は同日午後、遺体を引き取り、検視を始める事になっている。
軍警によると、身元の確認は市警の担当だが、容疑者達はサンパウロ州から来ており、積荷強盗や銀行強盗の前科があるという。また、押収された携帯電話の音声メッセージから、仲間を連れて現地入りする予定だった犯罪者がいた事もわかっているという。
強盗団の摘発は警察内の諜報サービスを通じて得た情報に基づいて行われており、7日の内に軍警派遣が決まった。
現場で指揮をとった軍警のマルセロ・グランジャ大佐によると、現場に向かった時点では容疑者の人数は把握できていなかったが、重火器類を持っているとの通達は受けていたという。また、軍警が到着した時、容疑者達が銃撃を加えてきたため、こちらも応戦したという。
押収された文書などからは、容疑者の1人は先週、ノヴァ・クリシャス市にいた事が判明しており、現地の様子を探り、犯行の手順や動員数などの案を練っていたと思われている。