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《ブラジル》パウリスタ大通りが130周年=金融・文化・ビジネス・抗議行動の中心地

2016年12月4日の抗議行動にパウリスタ大通りに集まった群衆

 8日、ブラジル金融街の中心地、パウリスタ大通りが創設130周年を迎えた。これを記念し、同大通り沿いの文化施設などでイベントが開催されている。8日付現地サイトが報じている。
 金融機関や文化施設が多いビジネス街であると同時に、大規模な商業地区があるパウリスタ大通りは、ウルグアイ人建築士のジョアキン・エウジェニオ・デ・リマ氏がイニシアチブをとったプロジェクトによって創設された。正式な開通は1891年12月8日で、ベラ・ヴィスタ区とベラ・シントラ区をつなぐ路面電車も運行を開始した。
 以来、この全長3キロに及ぶ大通りは同市にとっての経済や文化、エンターテイメントの中心地として発展してきた。

パウリスタ大通り(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 産業、金融関連ではサンパウロ州工業連盟(Fiesp)やサフラ銀行本店、商業関連ではセントロ3をはじめとした複数のショッピングセンター、文関連ではサンパウロ美術館(MASP)などの施設があり、年越しイベント「レヴェイロン」の会場としても知られる。近年では、ゲイ・パレードや政治的な抗議行動の集会場所としても有名だ。
 これを記念し、同大通り沿いにある有名施設では12日まで記念行事が行われている。主だったものをあげると、Fiesp文化センターでは20世紀前半のブラジル芸術の展示会、イタウ文化センターでは19〜20世紀の伯国の黒人の伝説的俳優ベンジャミン・デ・オリヴェイラの展示会。ジャパン・ハウスでは子供たちを対象としたビンゴ・ゲーム大会などが行なわれている。

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