京都外国語大学ラテンアメリカ研究所が11日(土)、12日(日)、日本時間14時~18時に「南北アメリカ研究の課題と展望」をテーマに第21回ラテンアメリカ研究講座を開催する。参加費無料。
同講座では、2020年代の南北アメリカにおいて地域を超えた地球規模の視座が求められているとして、同大学・短期大学の専任教員が中心となり、思想や研究分野の枠を超えて議論を行う。
1日目では「アメリカ合衆国の普遍的価値観とその受容をめぐって」を大枠のテーマとして、パネルディスカッションを開催。各専門領域から3人の米研究者と2人のラ米研究者が登壇する。1日目の登壇者は布施将夫(京都外国語短期大学准教授)、藤岡真樹(京都外国語大学非常勤講師・京都大学人文学連携研究者、大直樹(京都外国語大学准教授)、牛島万(京都外国語大学准教授)、住田育法(京都外国語短期大学教授)ら。
2日目は「南北アメリカのマイノリティ研究」問題を大枠のテーマに据え、米研究者1人とラ米研究者3人が同地域の多様な民族・人種間の差別や包摂の実情を紹介し、望ましい未来に向けての議論を進めていく。
各専門家がアフリカ系アメリカ音楽文化の意味実践、ブラジルのシリア・レバノン移民や先住民学校教育のための新たな試み、アフロ・ラテンアメリカ文化とブラジル社会の包摂について示す。
2日目の登壇者は辰巳遼(京都外国語大学非常勤講師)、伊藤秋仁(京都外国語大学教授)、モイゼス・カルヴァーリョ(京都外国語大学教授)、住田育法(京都外国語短期大学教授)。
両日、各登壇者による約30分程度の発表後に40~45分の討論・質疑応答が行われる。申し込みはQRコードもしくは専用登録フォーム(https://forms.gle/pYBHHqkTSwqD7oa99)から。
問い合わせは同大学ラ米研究所(電話=075・312・3388、FAX=075・322・6237、メール=ielak@kufs.ac.jp、ホームページ=http://www.kufs.ac.jp/ielak/index.html)まで。