地理統計院(IBGE)が来年行う国勢調査のために、管理やIT部門の担当者や各自治体で働く調査員など、20万人以上の募集をかけたと14~15日付現地サイトが報じた。
14日に募集がかかったのは、管理やIT部門のエージェント1781人(採用期間5カ月)と同部門のコーディネーター31人(採用期間7カ月)だ。資格は高卒以上で、コーディネーターは運転免許も必要だ。このグループは連邦自治体単位または全国の動きを注視する立場にある。
応募希望者は1月10日までにIBGEのサイト(www.ibfc.org.br)を通して申し込みをする必要がある。採用の可否は2月20日に発表される予定だ。
また、15日に募集がかかったのは、戸別訪問などを行う調査員18万3021人とスーパーヴァイザー1万8420人、地方自治体毎のエージェント5450人だ。調査員の採用期間は3カ月、スーパーヴァイザーと地方自治体のエージェントの採用期間は5カ月となっている。こちらのグループは原則として、居住地に近い地域での調査などにあたる。
このグループの応募希望者は今月中(15日16時~29日16時)にhttps://conhecimento.fgv.br/concursos/ibgepss21を通して申し込みを行う必要がある。
国勢調査は2020年に行われるはずだったが、コロナ禍と予算不足で2度の延期を見た。
実際の調査は来年6月から始まる予定で、11月4日からは27の連邦自治体でのテスト調査も始まっている。今回の調査のためには国家予算と特別予算とで22億9290万7087レアルが割り当てられている。