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《サンパウロ市》地下鉄4号線ヴィラ・ソニア駅が開業=工事開始から17年経て

 18日、サンパウロ市地下鉄4号線最後の駅となるヴィラ・ソニア駅が開業する。当初の予定から7年遅れでの完成となった。17日付現地サイトが報じている。
 ヴィラ・ソニア駅は当初の計画では4号線の西側の終点と予定されていた。4号線の工事は2004年にはじまり、同駅は2014年に完成・開業の予定だった。
 だが、2007年に同線ピニェイロス駅で死者7人を出す崩壊事故が起き、工事のペースが遅れた。
 また、2011年に契約したスペインのコンソーシオ、イゾルクス・コルサン・コルヴィアムが、2012年に先に3駅を完成させた後、24カ月以内にヴィラ・ソニア駅を完成させるはずだったが、この契約が守られなかったため、サンパウロ州が契約を破棄した。

 サンパウロ州政府はその後、2016年にコンソーシオ「TC」と契約を結び、36カ月以内に完成の予定だったが、こちらも完成が大幅に遅れた。
 サンパウロ州はこの遅れのため、4号線を運営するヴィア・クアトロに7億レアルの罰金を支払わなければならない。
 4号線の11駅はこれで完成したが、これをさらに延長させ、大サンパウロ市圏のタボアン・ダ・セーラまで伸ばす計画案もあるが、全体計画が大幅に遅れたこともあり。第3段階となる路線延長の件はまだ、具体的な方針が示されていない。