24日、サンパウロ市南部サントアマーロ地区に建てられている17〜18世紀の奥地探検隊(バンデイランテス)のリーダーとして、当時は英雄視されていたボルバ・ガット(1649〜1718年)の銅像が焼き討ちにあった。バンデイランテスは金銀採掘を目指して奥地に踏み入り、インディオや黒人を奴隷として従えて強制労働させていた。そのため、ボル ...
続きを読む »2021の記事一覧
東西南北
23日から東京五輪がはじまっている。コロナ禍の中、開催に反対の声をあげる人が国際的にも少なくなかったが、いきなりのメダル・ラッシュに、ここブラジルでも、半日の時差というハンデがあるのにテレビ観戦している人が少なくない。そんな中、リオ五輪の男子体操床運動で銅メダルを獲得した日系人アルトゥール・ノリが惨敗に終わった。ノリは今大会で ...
続きを読む »《記者コラム》ブラジル近代史に残る日本移民迫害事件を初めて描いた映画『オキナワ サントス』
今から78年間前の1943年7月8日に、サンパウロ州サントス港湾部在住の日本移民6500人(大半が沖縄系移民)、ドイツ移民数百家族が24時間以内の強制立退きを命じられたことは、ブラジル一般社会はもとより、日系社会においても知らない人が多い。まして世界でも日本でも知られていない。 そんなブラジル史に残るタブー的大事件を描いた世界 ...
続きを読む »群馬県大泉町=「最後の悪あがきを見せたい」=ブラジル人学校経営の高野さん=昨年には文化庁長官表彰も
【群馬県発=國分雪月記者】群馬県邑楽郡大泉町のブラジル人学校「日伯学園」の設立者であり、NPO理事長を務めている高野祥子さん(75)が昨年12月、文化庁長官表彰を受けていた。同学園で行ってきた在日ブラジル人への教育が国際的な活動に貢献したと評価された。 高野さんは中国天津生まれ。戦後、日本へ帰国するも、1958年に一家でブラ ...
続きを読む »JH=『スポーツ・ラウンジ~TOKYO 2020~』=五輪マスコットも来場者をお出迎え
サンパウロ市のジャパン・ハウス(JH、エリック・アレシャンドレ・クルッグ館長)は7月20日から9月12日まで「スポーツ・ラウンジ~TOKYO 2020~」を開催している。同館1・2階の展示とオンラインコンテンツを配信していく予定。入場料は無料。 施設では東京五輪マスコットのミライトワとソメイティが来館者を迎えるほか、今大会の ...
続きを読む »「三木鮮魚店」が完全閉店=50年の歴史に幕を引く
戦後移民の故三木宗三郎さんがサンパウロ市リベルダーデ区に1971年に創業した鮮魚店「Peixaria Mitsugi」が、5月末で閉店した。コロナ禍での営業時間縮小のため売上げが減少した事が大きな要因となり50年の歴史に幕を下ろした。ベージャ紙も同店の閉店を取り上げている。 同店は持ち帰り用の刺身や寿司の販売を行っていた。最 ...
続きを読む »「ルーツ」探しが流行?
「先祖(ancestralidade)の検索が昨年から急増」――朝、コラム子が編集部に届いたEメールを整理しているとそんなポ語のメールが目に入った。メールは結局のところ「遺伝子検査でルーツを知りませんか」というもの。 実際にグーグルトレンドという検索相対数の推移がわかる機能で、ブラジル国内からの「ancestralidade ...
続きを読む »■訃報■ 柿木ネウザ幸江さん=バンデイランテスTV局社長補佐
バンデイランテスTV局の社長補佐を務めていた柿木ネウザ幸江さん(かきのき・ゆきえ、三世)が、癌のためシリオ・リバネス病院で7月24日に亡くなった。行年66歳。25日午後にコチアのパルケ・ムニシパウ・ジャルジン・ダス・フローレス墓地に埋葬された。 柿木さんは聖州プレジデンテ・プルデンテ市生まれ。30年に亘りバンデイランテスTV ...
続きを読む »安慶名栄子著『篤成』(42)
第30章 久米島 父の姪の結婚式に招待され、私たちは再度沖縄を訪問しました。父の甥や姪たちは父を楽しませるために何をしていいのか迷うくらい色々ともてなしをして下さいました。 その機会には、美味しい物をたくさんご馳走していただいた外、船で久米島という風光明媚な離島まで行きました。 その島のビーチは亀の甲羅の形をしており、本 ...
続きを読む »《リオ市》リオ五輪の聖火台に再び火=東京五輪を顕彰し、期間中点す
東京五輪の開幕に先駆けた22日、リオ市中央部のカンデラリア教会の傍に造られたリオ五輪用の聖火台に火が点ったと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
続きを読む »