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2021の記事一覧

中島宏著『クリスト・レイ』第151話

 それはたとえば、日本から来た農業移民の人たちが、この植民地のようにまず自分たちだけで固まって、同じ所を開拓して農場を造っていくということにも似ているのじゃないかしら。彼らにとっては、その方が安心だし、同じ国から来ている気心の知れた人たちと一緒に仕事をすれば、間違いないという考えがあるから、結局、こういう形のものが出来上がってい ...

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《サンパウロ州》ボツカツ市で実験的一斉接種=今度はOxfordワクチンで

 保健省が28日、サンパウロ州ボツカツ市で、オックスフォード大学とアストラゼネカ社が開発し、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)が治験と国内生産を担当しているオックスフォード・ワクチンの実験的一斉接種を行う意向である事を発表した。

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リオ復興のシンボルが廃墟に=五輪直後の保守作業で停止したまま=貧困地区のロープウェイ

 リオ市北部アレモン地区のロープウェイが、2016年から5年間営業を停止したまま再開のめどが立たず廃墟と化している。リオ市でも最も貧しい地区である同地に総工費2億1千万レアルを投じて2011年7月に開業した。3・5キロに及ぶロープウェイは17の貧困コミュニティをつなぎ、五輪による“変革”を象徴するシンボルとされていた。  だが、 ...

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東西南北

 サッカーのリベルタドーレス杯に参加中のブラジル勢のグループリーグ第2節までの成績は、28日を終えた時点で、パルメイラス、インテルナシオナル、フルミネンセ、フラメンゴの4チームが首位。29日夜に試合のあったサンパウロも続きたいところ。アトレチコ・ミネイロは現在2位。スタートで2連敗となったサントスも、巻き返しを期待したい。

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《ブラジル》クーニャ元下院議長が釈放に=ルーラ裁判無効化の直後に=LJ裁判はなおも継続

 28日、連邦第4地域歳(TRF4)はラヴァ・ジャット(LJ)作戦関連の収賄罪で拘束中だった元下院議長のエドゥアルド・クーニャ氏の勾留を解き、釈放を命じた。同氏はすでに、新型コロナのハイリスクグループであることなどで自宅軟禁だったため、今回の判決で外出が可能となる。同氏はジウマ元大統領を罷免に追い込んだ下院議長として有名で、20 ...

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《ブラジル》コロナ死者が40万人に=30万人突破からわずか36日で=欧州議会でもボルソナロ大統領批判続出

 コロナ犠牲者が29日午後1時に40万21人を記録したと同日付エスタード紙電子版が報じた。30万人突破から僅か36日間で犠牲者が10万人も増える事態に驚く人が多い中、「寒さが来れば状況がさらに悪化し得る」と警告する声も出ており、現政権のコロナ対策に対する批判が国外でも噴出していると26~29日付現地サイトが報じた。  ブラジルの ...

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《ブラジル》初の純国産ワクチンを製造開始=監督庁の承認を待たず強行

 サンパウロ市ブタンタン研究所が28日から、ブラジル初の国産コロナワクチンとなる「ブタンバック」の製造を開始した。同ワクチンは現在、人体での治験許可をめぐり国家衛生監督庁(ANVISA)と交渉中で、ANVISAからの治験許可さえ出ていない内に量産を開始した形となった。29日付現地紙が報じている。

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《サンパウロ州》移行レベルを9日まで継続=商店などの営業時間は延びる

 サンパウロ州政府が28日、新型コロナ対策としての外出規制レベルを赤からオレンジに移す間の「移行レベル(フェーズ)」(fase de transicao)を9日まで延長すると発表したと同日付伯字サイトが報じた。同レベルは18日から5月2日までの予定だったが、9日まで延長された。  ただし1日からは、11~19時だった一般の商店や ...

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《ブラジル》反民主主義議員=最高裁威嚇などで刑事被告に=判事投票で満場一致

 最高裁への威嚇などの反民主主義的行為で2月から勾留中の下議、ダニエル・シルヴェイラ容疑者に対し、最高裁は28日、連邦検察庁からの同犯罪での起訴を満場一致で受け入れ、被告とした。28、29日付現地紙、サイトが報じている。  シルヴェイラ容疑者は2月16日、最高裁判事全員の更迭と、軍政時代の軍政令第5条(AI5)を擁護する発言を録 ...

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《特別寄稿》コロナ禍の中で嬉しいニュース=ミルトン・ヒダ医師の叙勲=在ブラジル大使館 参事官兼医務官 岡本洋幸

 2021年4月29日、ミルトン・ヒダ氏が、旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)の受章が発表されました。  同氏は、2008年、日本とブラジルの相互理解の促進に貢献したことから外務大臣表彰も受賞しています。  ヒダ先生についてはご存知の方も多いと思いますが、私個人とのエピソードも含めてご紹介します。  ヒダ先生は、1969年 ...

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