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6歳児暴行受けて死亡=ビー玉遊びで喧嘩となり

ニッケイ新聞 2014年3月26日

 アラゴアス州マセイオの州立総合病院に入院中だったジョジヴァル・ドス・サントス・ナシメント君(6)が25日に死亡し、同州の法医学研究所(IML)が友人との喧嘩で殴られたりした事が死因との見解を明らかにした。

 父親のジョジヴァル・フランシスコ・フェレイラさんによると、ジョジヴァル君が友達とビー玉遊びをしていた時に玉の手前に足を置いたため、腹をたてた友達と喧嘩になったという。喧嘩相手は兄弟で、女の子がジョジヴァル君を抑え、その子の兄(9歳か10歳)が殴る、蹴るの暴行を加えたという。

 母親のマリア・ロジメイレ・ドス・サントスさんによると、喧嘩が起きたのは21日の金曜日。ジョジヴァル君が胃が痛いと訴えたため、翌日、保健所に連れて行き、医師に喧嘩があった事も告げたが、医師は風邪をひいて具合が悪いだけと判断し、投薬しただけで家に帰らせた。

 だが、ジョジヴァル君の痛みは消えず、24日にもう一度保健所に連れて行ったところ、小児科医がおらず、州立病院に行くよう指示された。ジョジヴァル君は州立病院に入院して治療を受けていたが、25日朝、亡くなった。

 フェレイラさんは離婚しており、ジョジヴァル君は母親とその再婚相手(継父)と一緒に暮らしていた。フェレイラさんの隣人は当初、ジョジヴァル君は継父に折檻でもされたんだろうと言ったが、フェレイラさんは「あの男はそんな事はしない」と一蹴していた。

 青少年への犯罪を担当するロジメイラ・ヴィエリラ警部は、ジョジヴァル君は暴行を受けた事が原因で死亡したため、今後の捜査は殺人課が担当する事を明らかにした。(25日付G1サイトより)