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パラー州の橋半年使えず=船が衝突して橋桁が折れる

ニッケイ新聞 2014年3月26日

23日夜、パラー州のモジュ川にかかるアウサ・ヴィアリア橋の橋脚に大量のデンデ油を積んだフェリーが衝突し、橋桁が50メートルにわたって破損するという事故が起きた。

橋脚に衝突した船は全長60メートル、幅12メートルで、アグロパウマ社の依頼でデンデ椰子の油900トンを運んでいた。船には警備員4~5人も同乗していたが、夜のためにコースを誤ったのか、橋脚と橋脚の間を抜ける際に橋脚に衝突。この事故で900メートルの橋を支える橋脚の1本が壊れ、橋桁も50メートルにわたって破損した。

同州交通局は24日にベレンで記者会見を行い、同橋は6カ月間通行禁止となるが、その間はフェリー2隻を用意して運航する事を発表した。州道150号線を走行する車は、昼夜を問わず、無料でフェリーを利用する事が出来る。

同橋には、橋脚と橋脚の間を80メートルとって船舶の往来が自由に出来るようにしつらえた場所があるが、事故が起きた所は橋脚と橋脚の間が40メートル。2~3カ月前にも事故があったため、橋脚の周囲に浮かべてあった事故防止のための設備は、まだ設置されていなかったという。(24日付G1サイト、25日付エスタード紙、フォーリャ紙などより)