日本語教師と話していて、「当地では何事もきちんと計画がたてられるが、その計画通りに進むことはまずない」との苦労話を聞いた。
日系校でも年始に立てられた行事予定が、途中で変更されるのはよくあることだとか。よく言えば臨機応変だが、別の表現をすれば、「計画通りに運営や進行ができない」わけだ。
飾り付けなどの準備が前日に間に合わなくても、「当日になってから見事な集中力で作業を行い、ギリギリにそこそこのものを作ってしまう」と感嘆する。
ただし、残念なのは終了後の片付けのことで、容赦なく取り外し、みなゴミになってしまう。「もったいない」と口では言っても、「来年はまた違ったテーマだし」とキッパリ割り切って捨てるとか。
良くも悪くも、W杯でも当地の臨機応変さが、存分に発揮されそうな雲行きだ。(宮)
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