ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 13日夜、サンパウロ市東部シダーデ・リデールで民家が爆発し、マリア・ジョゼ・バルボーザ・ダ・シウヴァさん(46)が亡くなった。爆発は、マリアさんが息子(28)のかばんの中に入っていたダイナマイトを、気付かずに踏んでしまったために起きたという。警察はこの息子が銀行強盗犯の一味だと推定し、逮捕に乗り出す予定だという。息子は4月に盗難車で鉄の棒とマスクを運んでいるところを逮捕されており、息子の義兄にあたるレイナルド・デ・ジェズス・マセドさんも「仕事もせず家に篭りっきりになっていたせいで、家庭内でいつも喧嘩が起きていた」と語っている。
     ◎
 2003年1月、患者であり恋人でもあったマリア・ド・カウモ・アウヴェスさんを殺害し、遺体をバラバラにした容疑で逮捕された整形外科医ファラー・ジョルジェ・ファラー被告に関するサンパウロ州地裁の裁判が結審し、懲役16年の実刑判決を受けた。同被告は身元の確認を困難にするため、顔や手足の皮膚をはがした遺体を袋につめ、車のトランクに隠していた。同被告は裁判中、「犯行時の記憶がない」「正当防衛」「両親を守るためにやった」など、精神異常であることを主張したが認められなかった。
     ◎
 13日のサッカーのリベルタドーレス杯準々決勝で、クルゼイロはサンロレンソに2戦合計のスコアで1対2で破れて敗退。これで4年間続いていたブラジル勢の優勝の望みが消え、1991年以来23年ぶりにブラジル勢がベスト4に残らない不名誉な大会となった。今大会はサンパウロ州勢が参加していなかったため、サンパウロ州の新聞の扱いも小さかった。