現在、家紋研究家の高橋幸衛さんが宮城県人会の屋上に、ドラム缶を利用した臨時風呂設置を検討中で、「移住者に親しまれた『移民風呂』を再現したい。日本からの観戦客向けの仮の移民体験とでも言おうか。そうした経験を通じて、少しでも移民の歴史を知ってほしい」と意気込んでいる。寒い夜に、一杯やりながらドラム缶風呂はどうですか?
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「遠隔教育による在日ブラジル人教育者向け養成講座」で、在日ブラジル人のために特別に開講した「日本学」の講義。「なにか成果物を残さなければ」と使命を感じ、講義を報告書にまとめた。ポ語でまとめた本は、販売目的につくったのではないが、豊富な情報がまとめられたので、当地でも何か役立ててもらえるために、コロニアの図書館などに寄付を検討しているところ。
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ブラジルのお土産といえばコーヒー。講演を終えた田母神氏が夕食会に向かう途中、早川量通さん(71、北海道)から6キロものコーヒーの差し入れを受けた。早川さんは、足が悪く参加できなかったこう(木偏に興)梠太平さん(77、宮崎)に代わってミナスジェライスからこう梠さんの農園で獲れた自慢のコーヒーを持って来たそうだ。田母神氏は「皆で飲ませてもらいます」と味、量、気持ちの揃ったお土産に喜んでいた。