4月22日から始まったW杯優勝杯の全国巡回ツアーがいよいよ終盤に近づき、27日にはブラジリアに到着した。
サッカー選手なら誰でもあこがれるW杯では32カ国の精鋭が優勝杯を競い合うが、ブラジリアでは27、28の両日、優勝杯の巡回展示会が開催されている。同杯は既に25州都を回った。
ブラジリアでの展示会は27、28日の午前9時から午後9時まで、マネ・ガリンシャ・スタジアムで行われている。27日の開会式は、元代表で1994年の優勝時の選手ベベットとアウド・レベロ・スポーツ相も臨席して行われ、感慨深げに優勝杯を手にしたベベットが優勝杯に口付けし、優勝杯を掲げる光景も見られた。
現在のW杯優勝杯は1974年から使用され、18金の優勝杯は高さ36・8センチで6・175キロ。この優勝杯を手にとる事が出来るのは、優勝国の首脳と優勝チームのメンバーだけだ。
現在の優勝杯にはブラジルの名前が1994年と2002年の2度記されている。それ以外の国で2度名前が記されているのはドイツ(1974年と1990年)とアルゼンチン(1978年と1986年)、イタリア(1982年と2006年)で、後は1998年のフランスと2010年のスペインの2カ国だ。
優勝杯のツアーは3度目で、既に89カ国、15万キロを旅した事になるが、開催国全域を巡回するのは今回が初めて。各州都を回るツアーはリオデジャネイロから始まり、ポルト・アレグレ、ベロ・オリゾンテ、サルバドール、クアイアバ、クリチバといった具合で各地を回った。ブラジリアの後は、サンパウロで29日~6月1日の日程で展示される。
優勝杯の展示会入場券は、ウォルマートなど、コカ・コーラ社指定の店で同社の商品を購入した上、レシートと蓋4個を持参して交換する必要がある。13歳以上の人が入場できるが、18歳未満の場合、保護者が同伴する必要がある。詳細はwww.coca-cola.com.brで。(27日付アジェンシア・ブラジル他より)
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