「国際禁煙デー」の31日を前に、30日付のフォーリャ紙やアジェンシア・ブラジルが喫煙に関する種々の報告を掲載している。
フォーリャ紙によると、世界20カ国で調べた結果、ブラジルでは喫煙を後悔している人が87%おり、ラ米で一番多い。後悔している人が一番多いのはタイの96%(男性のみの調査)。ブラジル以外のラ米諸国で喫煙を後悔している人は、メキシコ74%、ウルグアイ66%などとなっている。
ブラジルの喫煙者で喫煙に否定的な意見を持つ人は69%、禁煙を試みた人は80%いたが、常習者も54%。癌を発症して治療中の喫煙者の場合でも、65%が煙草を止められないという。
ブラジルでの回答者はサンパウロ市とリオ市、ポルト・アレグレ市在住の1830人で、毎日吸う人は56・5%、時々吸うは3・4%で、元喫煙者は6・8%、吸わない人も33・2%いた。
一方、アジェンシア・ブラジルによると、煙草にかかる税金は2006~13年に116%増額した。同期間中、煙草の販売は32%、喫煙者の数も28%減っており、税額を引き上げると煙草に手を出す人が減る事が確認出来たという。
煙草による税収は同期間中113%増え、税金が上がれば、税金がかからないために安く買える闇煙草に手を出す人が増えるのではないかとの懸念は払拭されたという。