ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は5月29日夜、ブラジル陸軍の松田ユタカ氏と池田リュウゾウ氏(ともに53、二世)が少将に同時昇格したことを記念し、同協会ビルで昇格祝賀会を行った。日系団体から祝賀プレート、友人らから日本刀などが贈られた。
2人は改めて日系移民の先祖に感謝を示し、日系団体関係者のほか現役の岡村アンジェロ少将、日系初の少将である小原彰氏ら約70人が祝った。
リオ州から駆けつけた岡村少将は「我々が伯社会で認められるのは、日系移民の先祖のおかげ。現代社会で忘れがちな、『諸先輩方を敬う気持ち』を持ち続けて欲しい」とエールを送った。
松田少将は「親の教育で礼儀やマナーの大切さを知った。宮本武蔵のような侍の心、道徳精神を持ち、日本文化を次世代へ伝えたい」とルーツへの誇りも示した。
池田少将は、「幼少時から『がんばれ』という言葉で励まされてきた。これからもその気持ちを忘れずに前進していきたい」と抱負を述べた。
後輩の同時昇格に小原元少将は「心に芯を持った2人。数年後にはさらなる活躍が期待できる」と喜んだ。
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